投稿者「kawakatsu_admin」のアーカイブ

待合室物販セミナーに参加

2023年1月19日に、待合室物販セミナーがオンラインにて行われ、スタッフ4名が参加いたしました。

物販というと単なるオーラルケアグッズの販売と捉えられがちですが、実際は患者さんお一人お一人の歯の様子、生活スタイル、口腔清掃状態に合わせて、パーソナライズされたご提案が非常に重要です。また、市販品よりも薬効成分などが多く含まれており、より効果が期待できる歯科医院専売の商品もあります。より良いものを皆様にどのようにプレゼンテーションしていくかについて学びました。

これからもより一層の商品展開や最適な提案ができるよう、努めてまいります。

東北大学特別講義に参加

2023年1月18日に、東北大学大学院歯学研究科歯科保存学分野にて月星光博先生の特別講義が行われ、参加いたしました。

月星先生が情熱を注がれてきた外傷歯の治療について、実際の臨床やそれに対する考察を数多く披露してくださる内容で、科学的根拠がまだ乏しかった時代のまさにパイオニアとしての歩みが伝わる内容でした。外部吸収や内部吸収など、外傷にまつわる歯科疾患でまだまだ解明されていない領域も存在します。これからの研究シーズを模索する機会にもなりました。

月星先生、貴重なご講演誠にありがとうございました。

JASPD公開セミナーに参加

2023年1月8日に、御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンターにて第26回米国歯科大学院同窓会(JSAPD)公開セミナーが行われ、参加いたしました。

セミナーでは、ペリオ、インプラント、エンド、補綴、矯正と5つのセッションが順に行われ、最新の科学的根拠も含めて考察がなされました。今後も歯内治療の立場からインターディスプリナリーなアプローチで口腔健康に寄与してまいります。

歯科用口腔内カメラを追加しました

2022年12月7日に、歯科用口腔内カメラを追加購入しました。

術前、術中、術後の変化を客観的に評価するためには、口腔内写真による記録がとても有効です。今まで当院には歯科用口腔内カメラが3台ありましたが、この度もう一台増やして4台体制となりました。これにより即座に口腔内写真を撮りやすくなり、皆様の口腔健康情報を記録しやすくなりました。

口の中の歯のトラブルはなかなかご自分では確認することができず、舌触りによる感覚的なものに頼ることが多いと思います。実際のお口の中の様子をモニターでご覧いただくことで、口腔の健康により意識が向きやすくなると思います。当院では皆様の口腔健康情報を上手に活用して相互理解に努めてまります。

コロンビア大学歯内療法学講座ウェビナーに参加

2022年12月4日に、オンラインにてコロンビア大学歯内療法学講座の3rd Annual Dr. Joseph Leavitt Memorial Lectureが行われ、ウェビナー参加しました。タイトルは「Endodontic Periapical Microsurgery vs Guided Surgery: Management of Challenging Cases」で、コロンビアエンド卒業生のDr. Silbermanによる講演でした。

根管治療でも治癒しない症例の場合、歯の保存処置の次の手は外科的歯内療法になります。その際は根尖切除術や意図的再植を選択することになりますが、上顎洞の位置や神経・血管の走行、歯根の離開度や歯・病変の位置から、手術適応外と判断され保存困難・抜歯となる場合があります。しかし近年のデジタルデンティストリーの技術を用いることで、サージカルテンプレートとトレフィンバーによる根尖摘出(ターゲテッド エンドドンティック マイクロサージェリー:TEMS)で従来適応外とされたような症例も治療を行うことができるようになってきました。今回のウェビナーでは、症例を通じてそのメリットが紹介されました。

当院でも過去にTEMSにより上顎第一大臼歯口蓋根の外科的歯内療法を行い、日本歯科保存学会学術大会にてポスター発表を行なっております。今後もその可能性に期待して、より多くの歯に対して保存処置を行ってまいります。

 

杉並区歯科医師会他職種連携事業講演会に参加

2022年11月28日に、ウェブにて令和4年度他職種連携事業講演会(東京都杉並区歯科医師会主催)として、「食支援における他職種連携 ー食べるを支える、食べられないを支えるー」と題したセミナーが行われ、院長およびスタッフ1名が参加しました。講師は日本歯科大学口腔リハビリテーション多摩クリニックの菊谷武先生でした。

口腔機能の低下というと、一般的には誤嚥(食べ物が間違って気管に入ってしまうこと)を思い浮かべると思います。これは、タイミングよくものを飲み込めなかったり、力強く飲み込めなかったりすることが原因で、さらに反射が衰えると咳き込めなくなってしまいます。これらを解決するためには、訓練を通した治療的アプローチ、食べ物の形態や姿勢を調整する代償的アプローチ、調理技術や地域支援を通じた環境改善的アプローチの計3つがあります。患者さんごとにこの3つのアプローチを上手に組み合わせることで、食支援が成り立つとのご説明でした。また、地域支援や他職種連携がとても重要になるとの解説がありました。

川勝歯科医院では訪問歯科については杉並区歯科保健医療センターをご紹介することがあります。一般の歯科診療所の受診が困難な場合はご相談ください。

三角コーンを和風にしました

当院には駐輪場がありません。自転車でお越しの際は周辺の駐輪場をお使いいただくことになりますが、歯科医院の敷地内にお停めになると、他の患者さんが躓いて怪我をなさる危険があります。

そのため、以前より駐輪禁止の三角コーンを門かぶりの松の下に設置しておりましたが、このたび景観にマッチするように、竹製の和風三角コーンカバーを追加することとしました。

ご来院の際に気づいていただけたら嬉しく思います。

MTAセミナーに参加

2022年11月24日に、ウェブセミナー形式でケーオーデンタル主催「MTAが変える!エンドにおける歯の保存の可能性」が開催され、スタッフ5名が参加しました。

講師は恵比寿ヘンミデンタルオフィスの辺見浩一先生で、ウルトラデント社「MTAフローホワイト」を用いたパーフォレーションリペアや歯髄保存療法をご提示くださいました。また、使用上の留意点として、止血への対応等をご説明くださいました。一番最初に登場したMTAは操作性に難があり、良い歯科材料でありながら症例によっては非常に使いづらいことがネックとなっていました。昨今ではその操作性を改善するべく、粉液比を術者が調整できるものや、パテ型など形状の異なる商品が登場しています。セミナーを通じて、症例に応じてMTA製材の粘度を考える工夫を学ぶことができました。

歯髄保存療法でのMTAの使用は、保険診療における標準治療として臨床に浸透しつつあります。数あるMTA製材から適材適所で臨床使用することを心がけてまいります。

歯科保険講習会に参加

2022年11月24日に、ウェブセミナー形式で歯科保険講習会が行われ、院長およびスタッフ2名が参加しました。

保険制度において、歯科用顕微鏡やCBCTの算定、う蝕管理や訪問歯科診療など、新しい機器の保険治療の導入や新しいニーズに対する対応から新規のルールや算定基準が生まれてきます。当院でも法に基づいて国民の皆様に標準治療をお届けするべく、定期的に保険講習会に参加しております。今回の講習会をもとに、適正な治療をこれからも皆様にお届けしてまいります。

院内勉強会を開催

2022年11月21日に、川勝歯科医院にて、「NiTiロータリーファイルを用いた根管形成・バイオセラミック製剤を用いた根管充塡」について院内勉強会を行い、歯科医師5名が参加しました。外来講師として東京医科歯科大学歯髄生物学分野所属の望月綜太先生にお越しいただき、実習も含めてその使用について理解を深めました。

NiTiロータリーファイルは根管治療の時間短縮に大変有効ですが、使用するにあたってその性質や特徴の理解が不可欠です。従来のステンレススチールファイルと異なり、超弾性や形状記憶の性質があり、さらに歯科メーカーごとで違いがあります。また、偶発的事故としてファイル破折が生じることも多々報告されており、その予防のためにも適切な設定の専用ハンドピースとの併用が重要です。

当院でもNiTiロータリーファイルを使用することで診療の効果が最大化できるよう、これからも技術のアップデートを心がけてまいります。