月別アーカイブ: 2022年11月

杉並区歯科医師会他職種連携事業講演会に参加

2022年11月28日に、ウェブにて令和4年度他職種連携事業講演会(東京都杉並区歯科医師会主催)として、「食支援における他職種連携 ー食べるを支える、食べられないを支えるー」と題したセミナーが行われ、院長およびスタッフ1名が参加しました。講師は日本歯科大学口腔リハビリテーション多摩クリニックの菊谷武先生でした。

口腔機能の低下というと、一般的には誤嚥(食べ物が間違って気管に入ってしまうこと)を思い浮かべると思います。これは、タイミングよくものを飲み込めなかったり、力強く飲み込めなかったりすることが原因で、さらに反射が衰えると咳き込めなくなってしまいます。これらを解決するためには、訓練を通した治療的アプローチ、食べ物の形態や姿勢を調整する代償的アプローチ、調理技術や地域支援を通じた環境改善的アプローチの計3つがあります。患者さんごとにこの3つのアプローチを上手に組み合わせることで、食支援が成り立つとのご説明でした。また、地域支援や他職種連携がとても重要になるとの解説がありました。

川勝歯科医院では訪問歯科については杉並区歯科保健医療センターをご紹介することがあります。一般の歯科診療所の受診が困難な場合はご相談ください。

三角コーンを和風にしました

当院には駐輪場がありません。自転車でお越しの際は周辺の駐輪場をお使いいただくことになりますが、歯科医院の敷地内にお停めになると、他の患者さんが躓いて怪我をなさる危険があります。

そのため、以前より駐輪禁止の三角コーンを門かぶりの松の下に設置しておりましたが、このたび景観にマッチするように、竹製の和風三角コーンカバーを追加することとしました。

ご来院の際に気づいていただけたら嬉しく思います。

年末年始の休診日のお知らせ

12/28(水)午後~1/5(木)は休診日となります。

よろしくお願いいたします。

MTAセミナーに参加

2022年11月24日に、ウェブセミナー形式でケーオーデンタル主催「MTAが変える!エンドにおける歯の保存の可能性」が開催され、スタッフ5名が参加しました。

講師は恵比寿ヘンミデンタルオフィスの辺見浩一先生で、ウルトラデント社「MTAフローホワイト」を用いたパーフォレーションリペアや歯髄保存療法をご提示くださいました。また、使用上の留意点として、止血への対応等をご説明くださいました。一番最初に登場したMTAは操作性に難があり、良い歯科材料でありながら症例によっては非常に使いづらいことがネックとなっていました。昨今ではその操作性を改善するべく、粉液比を術者が調整できるものや、パテ型など形状の異なる商品が登場しています。セミナーを通じて、症例に応じてMTA製材の粘度を考える工夫を学ぶことができました。

歯髄保存療法でのMTAの使用は、保険診療における標準治療として臨床に浸透しつつあります。数あるMTA製材から適材適所で臨床使用することを心がけてまいります。

歯科保険講習会に参加

2022年11月24日に、ウェブセミナー形式で歯科保険講習会が行われ、院長およびスタッフ2名が参加しました。

保険制度において、歯科用顕微鏡やCBCTの算定、う蝕管理や訪問歯科診療など、新しい機器の保険治療の導入や新しいニーズに対する対応から新規のルールや算定基準が生まれてきます。当院でも法に基づいて国民の皆様に標準治療をお届けするべく、定期的に保険講習会に参加しております。今回の講習会をもとに、適正な治療をこれからも皆様にお届けしてまいります。

院内勉強会を開催

2022年11月21日に、川勝歯科医院にて、「NiTiロータリーファイルを用いた根管形成・バイオセラミック製剤を用いた根管充塡」について院内勉強会を行い、歯科医師5名が参加しました。外来講師として東京医科歯科大学歯髄生物学分野所属の望月綜太先生にお越しいただき、実習も含めてその使用について理解を深めました。

NiTiロータリーファイルは根管治療の時間短縮に大変有効ですが、使用するにあたってその性質や特徴の理解が不可欠です。従来のステンレススチールファイルと異なり、超弾性や形状記憶の性質があり、さらに歯科メーカーごとで違いがあります。また、偶発的事故としてファイル破折が生じることも多々報告されており、その予防のためにも適切な設定の専用ハンドピースとの併用が重要です。

当院でもNiTiロータリーファイルを使用することで診療の効果が最大化できるよう、これからも技術のアップデートを心がけてまいります。

う蝕・歯周病勉強会に参加

2022年11月20日に、大手町三井カンファレンスにてう蝕・歯周病勉強会が開催され、スタッフ8名が参加いたしました。当日は歯周病の説明として、喫煙習慣のある方の症例報告や全身疾患と歯周病の関係についてスタッフ2名が発表しました。

学びを通して、喫煙習慣が歯周病悪化の後天的因子として非常に影響が大きいこと、ご年齢やお口の様子が似ていても個人の免疫力の違いで病状の違いが生じることに対する理解を深めました。深い知識を活かしてこれからの臨床に役立ててまいります。

日本歯科保存学会学術大会にて講演

2022年11月10-11日に、岡山コンベンションセンターにて第157回日本歯科保存学会秋季学術大会が行われ、シンポジウムにて講演いたしました。

講演ではシンポジウム2「究極の歯髄保存」の中で「実臨床での歯髄保存 -成功の鍵と臨床課題:診断、術式、予後-」というタイトルで、診療における歯髄保存の意思決定と実際の症例を発表しました。

歯痛を伴う歯の治療では、通常は歯の神経(歯髄)を全て取り除く抜髄が広く行われています。もし歯髄の炎症が一部に限局している場合は、その部分のみ取り除いて残りの健康な歯髄はできるだけ残すという治療方法(断髄)があるものの、あまり一般的ではありません。しかし、歯の歯髄がなくなると新たなう蝕(二次う蝕)ができても気づかなかったり、歯の破折リスクが高まったりします。特に、超高齢社会の日本においては、健康寿命の延伸とともに歯の喪失リスクを下げる治療の普及は急務と言えるでしょう。現代の歯内治療ではマイクロスコープなど拡大視野での治療や、生体親和性の高い歯科材料の登場から、断髄が予知性を高く行えるようになってきました。

今後は、断髄をはじめとした歯髄保存療法が治療のオプションになることを切に願っております。