デジタルエックス線

患者さんだけでなく、地球にもやさしい

デジタルエックス線画像診断システム

歯の治療において、エックス線撮影(16枚法)は、直接見ることの出来ない歯の内部や顎の骨の状態を診査するためには必要不可欠です。

この撮影の際どうしても避けることのできないことが、エックス線被曝。

当院ではこの被曝によるリスクを下げるために、最新のデジタルエックス線撮影機器を導入しています。
撮影時に感度の高いセンサーを用いることで、撮影には従来のフィルムエックス線に比べて約4分の1、性別や体格によっては、最大6分の1程度のエックス線照射で済むようになりました。

エックス線撮影(16枚法)を使用してわかりやすく説明いたします。

また、パノラマ撮影機器をバージョンアップし、CBCT(小照射野コーンビームCT)撮影が可能となりました。これにより、歯や顎骨の3次元的情報をより詳細に、かつ低被曝量で撮影が可能です。

これら撮影したデータはフィルムエックス線と異なり現像ムラや劣化を生じないため、無用な再撮影の回数が減ります。
さらに、専用のエックス線フィルム現像液を使用しないため、医療廃棄物を出しません。

このように、デジタルエックス線撮影機器は、患者さんだけでなく、地球にもやさしいシステムです。

しかし、だからといってエックス線撮影による被爆はゼロではないため、むやみに撮影することは許されません。

私たちは、撮影する目的、それによる治療計画の決定や変更、治療の評価、といったきちんとした撮影理由を明確にし、その内容を患者さんにお伝えしています。

エックス線撮影によるベネフィットが、被曝によるリスクを大きく上回るように、みなさんの健康に配慮しながら、診査診断や治療のご説明を行っています。

デジタルエックス線撮影機器