緊急事態宣言を受けての当院の対応(4月8日時点)

2020年4月7日に、政府より緊急事態宣言が発令されました。期間は5月6日までとされています。東京都は対象地域であり、今後東京都より企業・事業者に対する施設使用制限や停止等が要請されることになります。

歯科医院は医療施設であり、現時点では「適切な感染防止対策の協力要請」の対応になると考えられます。しかし、口腔領域に触れてエアロゾルが発生する環境下で治療することが多い歯科医療現場では、患者さんや医療スタッフへの感染拡大が懸念され、歯科医院がクラスターになってしまう可能性も考えられます。

そこで、当院では4月8日から5月6日まで、診療の規模を縮小し、適切な感染防止対策を講じた上でアメリカ歯科医師会(ADA)の暫定的ガイダンスに基づいて歯科治療該当者を限定することと致しました。診察は急を要する治療や飛沫感染のリスクが低い処置に限定し、皆様の感染リスクの低減と医療スタッフの安全を最優先いたします。特に、70歳以上の方や基礎疾患をお持ちの方、妊婦・産婦・授乳婦の方は、新型コロナウイルス感染での致死率が高かったり、アビガンなど抗ウイルス剤を用いた治療に困難が生じたりする恐れがあるため、緊急事態期間内の通院・診察は原則お断りさせていただきます。なお、今後の政府や東京都の要請、日本歯科医師会等による要請や声明が発表された場合、そちらに基づき随時対応してまいります。

4月に来院予定だった方には、順番にこちらから予約内容の確認や変更等のお電話を差し上げてまいります。つきましてはご理解とご協力のほどどうぞよろしくお願いいたします。

 

厚生労働省「新型コロナウイルス感染症 診療の手引き」より

厚生労働省「新型コロナウイルス感染症 診療の手引き」より