DSJ治療計画コースで講演

2024年2月24日に、福岡にてDSJ治療計画コースが行われ、歯内療法学の視点で「保存か抜歯か」「歯髄保存か抜髄か」という内容で講演を行いました。

治療対象の歯が全体に及ぶ場合、全顎的治療といい、一般的に歯科医療の第一の目標とされる歯の保存よりも、第二の目標とされる噛み合わせ(咬合)や審美が優先される場合があります。その際、長期的な視野を持って患者さんとコミュニケーションを取らないと、治療する側と受ける側の足並みが揃わず、望ましい結果が得られないこともあります。歯を保存するための歯内治療を全体の治療の中でどれだけの重みをつけて治療計画を組むかは、術者の技量も含めて非常に重要な意思決定が求められます。今回の講演では、そのような内容をお伝えし、ディスカッションを通して皆様と理解を深めました。

歯内療法学の領域のみに留まらず、他の歯科専門領域や一般歯科とのコミュニケーションも大切に、歯科医療に取り組んでまいります。